基礎代謝と筋肉と痩せる





筋トレによって筋肉が大きく成長すれば基礎代謝量が大きくアップするといいます。基礎代謝の40%は筋肉による消費エネルギーとなります。また、エネルギー消費量は筋肉の大きさに比例して増えていくということです。

そして、筋肉の仕組みで、筋繊維には性質の違いで「速筋」と「遅筋」というものがあります。「速筋」はそっきん、「速筋」はちきんと読みます。筋肉はこの2種類が混ざり合って筋肉を構成しているということです。「速筋」と「速筋」は、「それぞれに対照的な意味があるということですね。



「速筋」は瞬発性にも優れた筋肉で瞬時に大きな力を出すことのできるものです。短距離走やウェイトリフティング向きの筋肉だということがいえるようです。瞬発力を得意とする種目の選手ではこの「速筋」が優れているということがあります。速筋のエネルギー源は「糖質」なんですが、「糖質」は筋肉の中には少ししかないということです。そのためにずっと大きな力を出し続けることは不可能です。普段の生活に中ではあまり速筋は使われることがありません。それは、温存型の筋肉で、高いところからジャンプしたり、ころびそうになったときに、とっさに手や足でバランスを摂るときなどの筋肉です。

それで、普段によく使われわれる筋肉には「遅筋」といって別名を「赤筋」とも呼ぶものがあります。「遅筋」は体の中の筋肉では、70%~80%を占めているということで体のエンジン的な役割を果たしているといいます。「速筋」とちがって、長い時間運動を続けることができるということが「遅筋」の特徴でもあります。

有酸素運動などで、遅筋を鍛えることでよりエネルギーを生産できる筋肉になっていきます。それは多くの脂肪をエネルギーとして利用できるようになるということで、有酸素運動を続ければ、運動中に脂肪が燃え、さらに遅筋も鍛えられるということです。これで太らないカラダ作りの好循環サイクルが出来上がってくるといいます。有酸素運動で、脂肪を燃焼させて「遅筋」を鍛えることができるということです。

そして痩せる体、太りにくい体をつくるのならば、速筋繊維を効果的に鍛えられるウェイトトレーニングが最適になります。筋トレによって筋肉が大きく成長することで基礎代謝がアップします。筋トレなどをして筋肉が多くなった分脂肪の燃える量もそれに比例して多くなっていくということですね。